2006年度 ワークシート研究会3 第1回ワークシート研究会の報告

2021年2月20日土曜日

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1回ワークシート研究会の報告

日時2006年7月12日(水曜日)
  
1800分~1930
会場
栃木県立美術館

 2006(平成18)年7月12日、第1回ワークシート研究会が栃木県立美術館を会場にして開催されました。参加者は、宇都宮大学の石崎和宏先生と学生の方たち、小学校関係者、美術館関係者の計11名でした。
 まず、石崎先生から、この会を、「時間を守る(1時間半で終わる)会」にすること、「ざっくばらんに何でも言える会」にすることの提案があり、美術鑑賞のスキルと構造、発達段階とスキルの関係、ワークシートと鑑賞行為との関係についてまとめたプリントを配布していただきました。

 そして、第1回目ということで、参加者のそれぞれが抱いているワークシートに対する思いを述べ合いました。

【今回の議題】

ワークシートの考え方

美術館でも、学校でも作品を見せるときにワークシート(プリントまたはツール)を作成している。この共通する部分で一緒に考えていき、それぞれの現場に生かせればよい。

美術館側では、年齢に応じた言葉遣いやボリュームの判断が難しいので、学校の先生の意見を取り入れていきたい。

小学校の低・中学年生では、ワークシートを渡すと書き込みのみに力が入ってしまい、作品をよく見ないということもあるので、対話型の鑑賞会やツールを使った鑑賞のほうがよいかも。

事前と事後の学習にも生かすことができる、汎用性のあるものがあれば

学校が美術館を訪れるのは「1回きりの来館」になりがちである。滞在中の1時間は作品の鑑賞に集中し、持ち帰って、振り返ることができるツールがあるとよい。

宇都宮美術館では設問式のワークシートを作らなくなり、対話型の鑑賞会を行うようになった。

 

いろいろなワークシート(例)の検証

佐野市立吉澤記念美術館の「巻物が作れるワークシート」は、子どもも喜びそうだと、先生方に好評だった。

次回までの課題

次回は、さまざまなワークシート(グッズも含む)を検証してみよう!というテーマを設け、各自が作成したワークシートや、いままでに集めて所蔵しているワークシートを持参して検討する。

 

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